七里講の退講について

善照寺 檀信徒皆様

 

 

 善照寺檀信徒の皆様におかれましては、益々ご健勝とのこと存じます。

 

 善照寺檀信徒会は、これまで長年にわたり七里講に所属し、尽力してまいりました。しかしながら善照寺檀信徒会内では、七里講行事について数年前から「高齢になり、本山や他寺へ車で行くことが難しい。」「平日の法要は、仕事を休む必要があり困っている。」「過去に本山の応援に行ったが、七里講をボランティア要員としか思ってもらえず、厳しい言葉を投げかけられたこともあった。」などの声が多数挙がっておりました。それでも、互いの助け合いの中で七里講に参加しておりましたが、時代の生活様式の変化と共に、善照寺檀信徒会内での七里講を退講したいとの声が大きくなってきました。それらの意見を考慮し、七里講総会や七里講講長へ数年に渡って改善策を提案しておりましたが、七里講における正式な提案・手続きとはなっていなかったようで、議論されずに現状維持の状態が続いております。

 

 この状況を受け、令和5年度末の善照寺檀信徒役員会議に於いて「七里講を退講する」との議題が提案され、檀信徒各会員にアンケートを取った結果、七里講退講が賛成多数で可決されました。この結果と共に善照寺役員会議での議論・七里講役員との会合・七里講各寺院住職との会合を踏まえ、令和6年1月末を最後に、七里講を退講させていただくことになりました。長年に渡り七里講へご尽力いただき、誠にありがとうございました。

 

 また現在、善照寺檀信徒会では規約・マニュアル委員会を立ち上げ、規約とマニュアルを見直し、各役員の仕事内容の負担軽減を図りつつ、各行事に参加しやすい取り組みを模索しております。

 

 今後も伝統を守りつつ、現代に合った革新を進めて参りたいと考えております。

 

 最後になりますが、常日頃より善照寺檀信徒会へご尽力いただき、ありがとうございます。今後もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 

 

合掌

令和6年度 善照寺檀信徒会総代

善照寺第十九世住職 筧 英揮